こんにちは。
ソラマメガオイシイジキデス*1。
PS2のチートバグ解説②です。
前回はPS2ソフトをエミュレータで動かすところまでを解説しました。
今回はいよいよゲームをバグらせます。
なお、今回も既に公開されている情報は別サイトへの誘導・補足のみとします。
↓予防線を張ります。
当記事で紹介している内容でトラブル・機器の故障等があっても一切責任は負いません。
自己責任でお願いいたします。
また、紹介している記事・ツール等は当ブログやチートバグとは無関係です。ご注意ください。
↑張りました。
■チートコードを使う
チートバグの基本、チートコードの適用方法です。
PCSX2の標準機能であればpnachファイルにコードを書き込む事で適当可能です。
今回この方法ではチートバグを行いませんので、必要なければ読み飛ばしてもらっても問題ありません。
詳細は下記の記事が参考になります。
PAR形式のコードをpnach用に変換してくれるツールが公開されています。
こちらも併せてどうぞ。
■メモリエディタで値を弄る
チートバグのメジャーな手法のひとつです。
界隈ではmeccが有名かと思います。
PS2でも有効な方法ですが、こちらも今回は使用しないため紹介だけになります。
・mecc
配布サイトは消えてしまいましたが、Vectorでの配布は残っています。
■Real-Time Corruptorを使う
こちらが今回の本命、Real-Time Corruptor(RTC)です。
①RTCとは
Ircluzar氏とNarry氏によって開発されている*2corruption(データの破損)ツールです。
ランダムコードの生成、エミュレータへの反映、セーブステートの管理などの機能を備えており大変便利です。
②RTCの導入
公式サイトにアクセスし「How to get RTC」と書かれている箇所までスクロールし、「Download RTC Launcher」ボタンからランチャーをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを起動すると以下のような画面が表示されます。
赤枠部分がRTC用のエミュレータ、青枠部分がその他のツール類です。
今回はPCSX2を使うので右上のボタンを選択します。
初回起動時にはダウンロードを促すダイアログが表示されるので、案内に従いダウンロードしてください。
ここでダウンロードするPCSX2はRTC用に設定された特殊なバージョンです。
通常のPCSX2をインストール済みの人もダウンロードしてください。
インストールや設定の手順は通常版と同じですので、前回の記事を参考にしてください。
PCSX2が立ち上がればインストール完了です。
ISOを読み込みゲームを起動してみましょう。
③とりあえずバグらせてみる
RTCでどんな事が出来るのか知りたいと思います。
まずはシンプルモードを触ってみましょう。
もしノーマルモードになっている場合、左上の「Easy Start」から「Switch to Simple Mode」を選択してください。
ひとまずバグらせるために必要な要素だけ説明します。
①:Shuffle algorithm
簡単に言うとバグらせ方を変更するボタンです。
ノーマルモードでは自由に設定できますが、シンプルモードではランダムに設定されます。
②:Intensity
バグらせる度合いを設定します。数字が大きい程広い範囲のメモリに影響があります。
ソフトやアルゴリズムによりますが、とりあえず50~100くらいで試す事をおすすめします。
強くし過ぎると、画面が激しく点滅したりクラッシュする可能性が高くなります。
適度な強度でやっていても画面の点滅や爆音が発生する事があります。明るい部屋で画面から離れる、PCの音量を絞っておく等対策をしておいてください。
特に画面の点滅は発生しやすいため強い刺激が苦手な方は注意してください。
また、ツールの仕様上お使いの機器に悪影響を及ぼす可能性もあります。
これらのリスクを踏まえた上で、受け入れられる方のみ以降の手順を進めてください。
③:Start Auto-Corrupt
ボタンを押すと自動で毎フレーム破損が行われます。
もう一度ボタンを押すと停止します。
強度100で実行してみると、こんな感じにバグりました。
アルゴリズムや強度、ゲームのシーン等を変更して色々試してみましょう。
2Dのグラフィックや、プリレンダムービーは影響が出にくいです。
なるべく3Dモデルが登場するシーンを選びましょう。
ここまでで「とりあえずはバグる」ようになったかと思います。
次回はより詳しく「思い通りにバグらせる」手順を解説します。